書道シンセサイザ

新機能の実装がそろそろ終盤です。


これまで学会での発表やウェブ上で公開していたのは、電子楽器の"サンプラー"のメタファを取り入れた書道表現システム「サンプリング書道」だったのですが、今度は"シンセサイザ"のメタファを取り入れた書道表現システム「書道シンセサイザ」です。


と言っても、この「書道シンセサイザ」とは「サンプリング書道」と独立したものではありません。
下の図のような感じです。



と、このようにサンプラー+シンセサイザとなったので新たな名前をどうしようかと思ったのですが、面倒なので引き続き「サンプリング書道」ということで行こうと思います。
なので、サンプリング書道の新機能という認識が妥当です。


で、今回の新機能はどのようなものか。
ざっくり言うと”シンセサイザで音作りをするように、ストロークを自分で作る”というものです。シンセサイザの中でもウェーブテーブル方式というのを採用しており、多くのプリセットを組み合わせることでストロークのデザインを行います。
説明が難しいので、ここでは細かい解説はしませんが、近々動画を作ってアップしようと思います。


この機能を使うと、自分で掠れや滲みをもったストロークをデザイン出来たりします。
例えば、下のようなストロークをデザインできます。その下はデザインしたストロークを使用して描画した例です。

さらに、書のストロークと炎の画像を組み合わせてストロークをデザインしたりすることも可能となります。


この「書道シンセサイザ」まで実装した状態で、近日「サンプリング書道2.0」というかたちで公開しようと思います。